Crown Cord
  • News
  • Movie
  • Feature
  • Artist
  • Magazine
No Result
View All Result
Crown Cord
  • News
  • Movie
  • Feature
  • Artist
  • Magazine
No Result
View All Result
Crown Cord
No Result
View All Result
Home Artist

John Legend / ジョン・レジェンド、メッセージを発信し続ける稀代のシンガー

Crown Cord by Crown Cord
2020年10月8日
in Artist
33 1
0

誰もが一度は歌声を耳にしたことがあるであろうアーティスト、ジョン・レジェンド。ジョンの作る音楽を一言で表すのであれば、それはオーセン・ティックという言葉が相応しい。時代の流れに合わせ、その都度、作品を通してメッセージを発信し続けているジョンの音楽は、まさに“本物”という言葉がぴったりだ。

Contents

  • 1 音楽一家で育ち聖歌隊での経験
  • 2 ジョンの音楽史を語る上で欠かせない大きな出会い
  • 3 音楽で政治的・社会的なステイトメントを発信
  • 4 歴史に残る傑作「Bigger Love」

音楽一家で育ち聖歌隊での経験

物心ついた頃から音楽に触れていたジョン。母親は教会の聖歌隊のディレクターを務め、父と祖母はそれぞれ同じ教会でオルガンとドラムを演奏していた。そんな環境で育ったジョンは、祖母からピアノやゴスペルを教わり、自身も聖歌隊で演奏をするようになる。

学生時代も音楽に親しみ、大学では、アメリカにある大学のアカペラグループの中でも上位に入る存在のチーム「ペン・カウンターパーツ」というアカペラグループに所属し活動をしていた。

この大学時代にジョンは、自身の音楽観を決定づけるようなキーパーソンと出会うことになる。一人目は、ローリン・ヒル。ジョンが手伝っていた教会に来ていた友人の同級生だったローリン。友人が引き合わせてくれたのがきっかけで、ジョンはローリンとスタジオに入り、ローリンの目の前で弾き語りをする。その演奏をとても気に入ったローリンは、自身のアルバム『The Miseducation Of Lauryn Hill』に彼を参加させ、「Everything is Everything」のピアニストとして出演したのだ。

ジョンの音楽史を語る上で欠かせない大きな出会い

これを経て、彼はジョン・スティーヴンス名義で活動をスタートし、インディーでアルバムのリリースやライブなどをするようになる。そして、2002年にジョンのニューヨークでのライブを収録した『Live at Sob’s』をリリースした。このアルバムには、ジョンの音楽史を語る上で欠かせないもう一人の人物、カニエ・ウエストが曲作りで参加をしている。ジョンと同じ大学に通っていた友人の従兄弟だったカニエ。ジョンと同じくデビュー前だったカニエも自身のデモテープを作成していた。友人を通じて出会った彼らは、デビュー前から互いの音楽性に惹かれ合い、影響を与え合う関係性になったのだ。

学生の頃から、その光る才能に音楽シーンから注目を集めていたジョンだが、卒業後は、一流企業であるボストン・コンサルティングに就職。働きながら、作曲活動やライブ活動を続けていたが、2004年にカニエのバックアップのもとで、デビューアルバム『Get Lifted』をリリースする。全米4位というヒットを飛ばし、第48回グラミー賞最優秀新人賞を含む3部門を受賞した。

一気にスターダムの階段を登ったジョンは、その後もヒットを飛ばし続け、グラミー賞も、デビューから今に至るまで30度近くノミネート。恋愛ソングを数多くリリースし、男女ともに人気を集めてきたジョンだが、それだけではない。

音楽で政治的・社会的なステイトメントを発信

2010年にはザ・ルーツとともに、ニーナ・シモンやダニー・ハサウェイをカヴァーしたアルバム『Wake Up!』をリリース。60年代〜70年代のメッセージ性の強い曲をピックアップし、リリース当時のアメリカの社会問題に関して、「目を覚ませ!」と社会全体に問いかけた。また、2014年にはマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の伝記映画『グローリー/明日への行進』のテーマ曲「Glory」のリリース、アメリカの奴隷制度を描いた映画『それでも夜は明ける』のサウンドトラックの監修など、2008年にバラク・オバマ大統領の公式サポートソングを提供したのをきっかけに、音楽を通して、政治的・社会的なステイトメントを数多く発信していった。

『グローリー/明日への行進』がアカデミー主題歌賞を受賞した際のジョンのスピーチでの一説、「自分が生きている時代、今起こっていることを自分の作品に反映させなければいけない。それが私の使命だと思っている」とニーナ・シモンの発言を引用し、スピーチを締めたジョン。まさに、この使命の担う次世代のレジェンドとして、これからも活躍し、たくさんのメッセージを残していくことだろう。

歴史に残る傑作「Bigger Love」

いまだ全世界で猛威を奮うコロナ。そして、BLACK LIVES MATTERとさまざまなことが日々起こる中でリリースされた7作目となるアルバム『Bigger Love』は、大部分が2019年にレコーディングされているものの、タイトルに込められた意味の通り、今の時代に相応しいものとなった。

Dr.ドレーが2000年にリリースした大ヒット曲「The Next Episode」をサンプリングした「Actions」から始まり、ゲイリー・クラーク・ジュニアがギターを奏でる「Wild」、そして、ジャネイ・アイコとの「U Move,I Move」、ジャマイカ出身の新進気鋭のプロデューサー、コフィーとの「Don’t Walk Away」など、ジョンが信頼を置くさまざまな世代のアーティストを集めた作品である。

なかでもアル・グリーンへのオマージュとして作られた「Remember Us」は、コービー・ブライアント、ニプシー・ハッスル、ノトーリアス・B.I.G.などへの愛情や失った悲しさを歌った一曲。後生に残したい一枚がここに誕生した。一度見たら忘れられない、チャーリー・パーマーが描いたジャケットのアートワークも必見。

Tags: John Legend
Share29Tweet18ShareBookmarkSharePin6Send
Previous Post

Black Lives Matter 配信チャリティーイベントBREAK THE SILENCE開催

Next Post

20周年記念 J DILLA『Welcome 2 Detroit』7インチ12枚組ボックス・セット

Related Posts

Kehlani / 音楽から愛される新世代のディーヴァ、ケラーニ
Artist

Kehlani / 音楽から愛される新世代のディーヴァ、ケラーニ

2020年12月8日
Jhene Aiko / ジェネイ・アイコ、ラブコールが止まらない日系R&Bシンガー
Artist

Jhene Aiko / ジェネイ・アイコ、ラブコールが止まらない日系R&Bシンガー

2020年8月25日
Little Simz(リトル・シムズ)“いま”の音楽シーンを担う英国育ちのラッパー
Artist

Little Simz(リトル・シムズ)“いま”の音楽シーンを担う英国育ちのラッパー

2020年2月26日
DUCKWRTH ダックワース / 注目のラッパー兼ソングライター
Artist

DUCKWRTH ダックワース / 注目のラッパー兼ソングライター

2020年1月23日
Mahalia / R&B、ソウルのネクスト・ジェネレーション
Artist

Mahalia / R&B、ソウルのネクスト・ジェネレーション

2020年1月3日
Masego / マルチ・インストルメンタリスト&プロデューサー
Artist

Masego / マルチ・インストルメンタリスト&プロデューサー

2019年12月19日
KAYTRANADA / カナダを拠点に活動する注目アーティスト
Artist

KAYTRANADA / カナダを拠点に活動する注目アーティスト

2019年12月18日
Terrace Martin / ヒップホップとジャズを横断するプロデューサー
Artist

Terrace Martin / ヒップホップとジャズを横断するプロデューサー

2019年12月17日
Theophilus London / アーバン・エレクトロ・ポップの寵児
Artist

Theophilus London / アーバン・エレクトロ・ポップの寵児

2019年12月13日
Janelle Monáe / 唯一無二の歌姫ジャネール・モネイ
Artist

Janelle Monáe / 唯一無二の歌姫ジャネール・モネイ

2019年12月12日

Crown Cord 編集部が出版する音楽雑誌 Wax Poetics Japan は、ソウルやファンク、ヒップホップ、ジャズ、レゲエ、ディスコ、ラテン、アフロといったジャンルの音楽遺産をディープに掘り下げて紹介している、ニューヨーク発の音楽専門誌 Wax Poeticsの日本版。

Tags

2nd Generation WU 2Pac Aaron Abernathy Ali Shaheed Andy Allo ATCQ A Tribe Called Quest BASICA Bishop Nehru Coachella common CTI Danny Brown DJ KRUSH DâM-FunK Emi Meyer Face Records HARLEM RECORDINGS Hiatus Kaiyote J.Rocc Jimmy Cliff Jose James KANDYTOWN Kendrick Lamar Large Professor MASATO Minnesotah NOVOL Nujabes Pioneer DJ Questlove STUTS Takuya Kuroda THA BLUE HERB tha BOSS The Soulquarians Thundercat TOMMY GUERRERO Tuxedo Waajeed WONK Wu-Tang Clan オーサカ=モノレール 中田亮 在日ファンク

Company

  • Company Profile
  • Recruit
  • Privacy Policy
  • Advertise
  • Contact

© Crown Cord

No Result
View All Result
  • News
  • Movie
  • Feature
  • Artist
  • Magazine

© Crown Cord

Login to your account below

Forgotten Password?

Fill the forms bellow to register

All fields are required. Log In

Retrieve your password

Please enter your username or email address to reset your password.

Log In