プロデューサー/DJのワジードは、スラム・ヴィレッジの初期メンバーとして音楽活動を始め、JディラからMPCを譲り受けて、彼のサポートのもとでトラック作りに励んだ。その後、ヒットメイカーを目指して長年ニューヨークで制作を続けるも、成功はつかめず、自身のグループ、プラチナム・パイド・パイパーズとして幾つか作品をリリースした後、地元デトロイトに戻り、再出発を決意した。原点に立ち返り、しばらく自己を見つめた末、彼は現在、新たな創作意欲のもとで斬新で多彩なサウンドを生み出している。
Crown Cord 編集部が出版する音楽雑誌 Wax Poetics Japan は、ソウルやファンク、ヒップホップ、ジャズ、レゲエ、ディスコ、ラテン、アフロといったジャンルの音楽遺産をディープに掘り下げて紹介している、ニューヨーク発の音楽専門誌 Wax Poeticsの日本版。