大盛況に終わったフリーパーティーを振り返る。
Mystery Guest DJs:
Tony Touch (from NYC) with Zeebra
Oliver $ (from Berlin)
DJ KENTARO (from Japan)
grooveman Spot (from Japan)
The Do-Over’s Haycock & Kota

7月17日(日)に『The Do-Over TOKYO 2016 presented by adidas Originals』が開催された。2005年にLAでスタートした日曜日のアフタヌーン・パーティーThe Do-Overは、現在世界各都市で開催されており、日本では2011年から開催。毎年恒例の風物イベントと化しているが、今年の盛り上がりは過去最大であり、イベントの人気がまだまだ上昇し続けていることを物語っていた。
去年までの会場、晴海客船ターミナルが東京オリンピックの開発に伴って使用できなくなったため、今年の会場は渋谷のベルサール渋谷ガーデン。都会のド真ん中に現れたオアシスという空気感が心地よく、アクセスの良さもあってか来場者数は過去最高を記録し、入場規制がかかるほどの大盛り上がりとなった。



昼間から、サングリアを飲みながら最高の音でパーティーできるというのもこのイベントの醍醐味だが、なんといっても目玉はミステリーゲスト。出演するDJは事前告知されず、当日その場にいないと誰がDJブースに登場するのかは解らないというワクワク感がThe Do-Overの最大の魅力だろう。日本からはJazzy Sportクルー所属のプロデューサー/DJのgrooveman Spotと、国内屈指のターンテーブリストDJ Kentaroのふたりが登場。海外ゲストはニューヨークのレジェンド・ヒップホップDJ、トニー・タッチと、ベルリンからのハウス・プロデューサー/DJのオリバー・ダラーであった。
grooveman Spotの流すディスコやビートダウン。DJ Kentaroが響かせる精密なスクラッチ。トニー・タッチのプレイに溢れるオールドスクール・Bボーイ魂。オリバー・ダラーが紡ぐハウス・グルーヴ。世界トップクラスのDJたちが最初から最後までしっかりと盛り上げ、多幸感に溢れる空間が広がっていた。トニー・タッチは2013年にもThe Do-Overのミステリー・ゲストであったが、今年も同様に盟友のZeebraがDJプレイ中に乱入し、MCとしてパーティーを盛り上げた。20年来の友人であるZeebraとトニー・タッチは懐かしのコラボ曲「I’m Still No.1 remix」のライブを披露し、フロアを歓喜させた。



翌日の18日(月祝)には、福岡県糸島市のビーチに囲まれたリゾート施設、DJ Land Japanにて特別編「-Beach / Pool Party-」が開催されたが、こちらも相当の盛り上がりを見せた模様。無料で日曜日の昼間から騒ぎたいパーティー好きも、ミステリー・ゲストの正体が気になる音楽好きも、友達に連れられてなんとなく足を踏み入れた初心者でも楽しめてしまうスペシャルなパーティー、The Do-Over。来年の開催も今から楽しみである。



なお、7月22日(金)と29日(金)に、原宿のadidas Originals フラッグシップストアにてアフターパーティーを入場無料で開催。第一弾の22日はDJ MUROとDJ KENSEIのふたりがDJをした。第2弾の29日は、ライムスターのDJ JINとDJ Koco aka Shimokitaが登場する。
EVENT INFORMATION
The Do-Over AFTER PARTY
- アディダス オリジナルス フラッグシップストア 東京 (原宿) [map]
- 18:00 – 20:00
- Free
7/22 (Fri)
- DJ MURO
- DJ Kensei
7/29 (Fri)
- DJ Jin (Rhymester/Breakthrough)
- DJ Koco aka Shimokita
More Info: adidas
All Photos by Takumi Yamamoto