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George Clinton/ジョージ・クリントン来日公演楽屋インタビュー

Crown Cord by Crown Cord
2016年10月21日
in Feature
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George Clinton/ジョージ・クリントン来日公演楽屋インタビュー

Contents

  • 1 ファンク・ゴッド、ジョージ・クリントンがニューアルバム、業界、新世代について語る
  • 2 ファンカデリックの新作と自伝を発表した経緯
    • 2.1 受け継がれるジョージ・クリントンのファンク遺伝子

ファンク・ゴッド、ジョージ・クリントンがニューアルバム、業界、新世代について語る

Pファンクの設計者であり、ファンク軍団パーラメント・ファンカデリックの司令官であり、宇宙の彼方からマザーシップに乗って地球に降り立ち、50年間ファンクを地球人に伝道し続けて来たファンキー・アフロフューチャリスト、ジョージ・クリントン。この生きる伝説が、ファンクやソウルはもちろん、ヒップホップ、R&B、ロック、ダンス・ミュージックの世界にどれほど影響を与えて来たか、今さらここで詳しく紹介する必要はないだろう。

最近のジョージ・クリントンの話題と言えば、2014年の暮れにファンカデリック名義としては実に33年ぶりとなるアルバム『First Ya Gotta Shake the Gate』をリリースしたことだろう。3枚組33曲という驚きのボリュームで届けられた新作は、これまでのさまざまなセッションで録りためた音源を一気に放出したような内容であり、曲調もPファンクらしいナンバーから今風のヒップホップまで非常に幅広い。

クレジットを見てみるとバーニー・ウォーレル、ブーツィー・コリンズ、フレッド・ウェズリー、メイシオ・パーカー、マイケル・ハンプトン、ディウェイン・マクナイト、ゲイリー・シャイダー、コーデル・モースンなど、すでに他界してしまったメンバーも含めて主要なPファンク団員が勢揃いしており、スライ・ストーン、エル・デバージ、キム・バレル、デル・ザ・ファンキー・ホモサピエンといった客演もある。

さらにジョージ・クリントンの孫であるトレイシー・ルイス・クリントンやトニーシャ・ネルソン、ゲイリー・シャイダーの息子ギャレット・シャイダー、プロデューサーのソウル・クラップ、13ティーン、Gクープなど若い世代のミュージシャンも多く参加しており、ベテラン勢のファンク魂が健在であることを証明すると同時に、ファンクのDNAを次世代に継承する作品になっている。

このアルバムの発売と同時期に、ジョージ・クリントンは自伝『Brothas Be, Yo Like George, Ain’t That Funkin’ Kinda Hard on You?』を刊行(日本語版の発刊予定あり)。この本では、自身が手がけたヒット曲の裏話や、音楽シーンの変遷、ドラッグについてなどが赤裸々に明かされているだけでなく、出版権の保持やロイヤリティの支払いに関してレコード会社と法廷で繰り広げてきたバトルの詳細なども記録されている。33年ぶりのファンカデリックのアルバムにはそういった業界への鬱憤が詰まっているとも、彼は語った。

先日、ジョージ・クリントンが東京と大阪のビルボードライブで来日公演を行った際、東京の楽屋でインタビューを行うことに成功。都合上、多くの時間を得られなかったが、73歳になったドクター・ファンケンシュタインからほとばしるパワー、人柄のよさ、そしてユーモアを肌で感じるには十分だった。

ファンカデリックの新作と自伝を発表した経緯

――ファンカデリックのニュー・アルバムには若い世代のミュージシャンが多数参加しています。また、最近ではケンドリック・ラマーのアルバムでの客演も印象深かったです。若い世代との交流はあなたにとって大切なことですか?

とても重要なことだよ。自分を活気づけることができる。今回のアルバムにはゲイリー・シャイダーの息子とか、俺の息子や孫など、メンバーの家族が多く参加している。だから外部の人間をたくさん起用したわけではないが、メンバーにフレッシュな才能を入れるのはとても重要なことだと思っているね。50年の活動を通して、俺たちは幾度となくバンドに若いメンバーを入れてきた。そうやって、時代に取り残されないようにしたんだ。ケンドリック・ラマーのことは12歳の孫娘に教えてもらった。彼が今一番イケてるラッパーだと彼女は言っていたよ。

――今回のアルバムや自伝には業界への怒りがこもっているそうですが、音楽業界に関してあなたが学んだ最大の教訓は何ですか?

業界の奴らは悪党だってことだ(笑)。資本主義の邪悪な側面の象徴であり、ギャングスタだ。ドラッグ・ディーラーたちのビジネスの仕方と大差ないぜ。奴らは俺をだまし、俺に作品の権利を持たせないようにしたり、俺の音楽をサンプリングしたアーティストを訴えておいて、俺にはビタ一文カネを払わなかったりした。

――今でも法廷での争いは続いているのですか?

ああ、だが光明は見えてきた。だからこそニュー・アルバムを作る気になったし、その辺のことを詳しく書いた本を出すことにしたんだ。鬱憤を全て吐き出したかったわけだ。たまっていた楽曲を全部出しきって、そのプロセスで新曲も作った。そうやってすっきりすれば、また一から始められる。今、新しいパーラメントのアルバムを作っているんだ。それと『Dope Dogs』の映画も作っている。みんな待ちくたびれているだろうからね。

「新たな世代を脅威だとみなさず、逃げ隠れもせず、受け入れてきた」 

ジョージ・クリントン

受け継がれるジョージ・クリントンのファンク遺伝子

――あなたが確立したファンクの様式を、現在ではデイム・ファンクなどのアーティストが受け継いでいます。ファンクの未来は明るいと感じますか?

 明るい。ケンドリック・ラマーのような人間がいる限りね。あのアルバム(『To Pimp a Butterfly』)はすごくファンキーだ! 歌詞の内容も素晴らしい。俺が参加した曲は、ブーツィーが演奏していてもおかしくないくらいファンキーだぜ。

――これまでの歩みを振り返って、ご自身のキャリアで最も誇りに思えることは何でしょうか?

他の奴らに負けず、自分を貫き通し続けてきたこと。そして、新たな世代を脅威だとみなさず、逃げ隠れもせず、受け入れてきたこと。新しい世代の若者たちが、俺のような古株をまた新たな領域へと連れて行ってくれるんだ。それを拒むのではなく、受け入れて、ともに歩むべきだ。そうすれば、相互に有益な関係を築くことができる。俺が彼らに教えてやれるのは、長いキャリアを築く秘訣だ。そして彼らから、今何がホットなのか教えてもらうのさ!

Words by Danny Masao Winston / Photo by Masanori Naruse

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