カナダ発の若きジャズ・トリオ、バッドバッドノットグッドの根底にはジャズのセオリーがあるが、彼らの曲には多様な要素を取り入れて再解釈するヒップホップ精神が感じられる。インターネット上で大きな話題を作った彼らの音楽は、ウータン・クランの総帥RZAの耳にも届き、RZAの映画のサントラにも楽曲が起用されたが、今度は同じくウータンのゴーストフェイス・キラーとタッグを組み、『Sour Soul』を完成させた。メンバーの3人、そして彼らのサウンドの黒幕と言えるプロデューサー、フランク・デュークスに独自取材を行い、バッドバッドノットグッド・サウンドの魅力の源泉に迫った。