ロジャーを軸に四人の兄弟で組織されたバンド、ザップが80年代に生み出した独自のエレクトロ・ファンク・サウンドは、その後、Gファンクなどのヒップホップ・ビートの基盤になった。ロジャーは実兄ラリーの手により1999年に銃殺されてしまったが、幼い頃からロジャーと一緒に音楽に親しんできた弟レスター・トラウトマンは、末弟のテリーと共にザップを復活、新生ザップは今も精力的に世界中でコンサートを開いている。レスターの本誌独占インタビューにより、ザップ、そしてロジャー・トラウトマンという偉大な人物の歴史と秘話を明らかにする。